湘南オリーブ染めについて

湘南オリーブの郷併設の湘南オリーブ染めのお店『CornuCopiae(コルヌー コピアイ)』では、湘南二宮発の新しい文化として「湘南オリーブ染め」の普及活動を行っております。
2004年から、いち早くオリーブ栽培を始めた湘南二宮において、オリーブを食という切り口だけでなく、文化という面からとらえる活動に取り組み「おりーぶ盆栽」そして「湘南オリーブ染め」を新たな二宮発の湘南の文化として定着させる取り組みを始めました。

湘南オリーブ染めは草木染めの一種です。染料はオリーブの枝と葉からとります。染め色を定着させるために媒染剤を使いますが、媒染剤の違いによって染めあがりの色も変化します。

「湘南オリーブ染め」は、オリーブを剪定する時に出る枝や葉をそのままゴミにしてしまうのはあまりに勿体ない…との思いから、何とか再利用出来ないかと試行錯誤している中で出てきたアイデアで、2017年に事業として立ち上げた取り組みです。
染料を取るためには、枝から葉を取ったり枝の破砕を行いますので、それ自体がゴミの減量化にもつながります。

「湘南オリーブ染めのさき織り」事業の展開も始めています。
さき織りとは、江戸時代中期に始まったと言われる日本伝統の織の技法の一つで、別名「ぼろ織り」とも言われます。元々は、その別名の通り、擦り切れたりして傷んだ着物を再生させるために工夫された織り方でした。
着物をほどき、傷んだところを取り除いてから細く裂いて、それを横糸として織り上げるのです。
着物から最後は雑巾まで。。
ひとつのモノを最後まで使いきるという、日本人の昔からのエコ・リサイクル精神をよく示していると言えます。
日本で定着してまだ100数年のオリーブとさき織りという古き良き日本の文化を融合した「湘南オリーブ染めのさき織り」の世界感をお楽しみいただければと思います。

湘南オリーブ染め紹介ムービー